...一特長ある詩ならば日夕愛誦に資するに躊躇せずと...
石川啄木 「閑天地」
...恐れ戦き、遅疑、躊躇逡巡し、消極的となり感激を失うならば自由主義に劣る結果となる...
石原莞爾 「戦争史大観」
...もう兄の部屋に何の躊躇(ちうちよ)もなく入つて来て...
犬養健 「朧夜」
...何度も何度も躊躇した末でやつと思ひ切つてこの手紙を書いたが...
宇野浩二 「質屋の小僧」
...ルス嬢は躊躇(ちゅうちょ)の色もなく...
海野十三 「共軛回転弾」
...やや送信の手を躊躇させたようでしたが軈(やが)て思い切ったように明瞭に打ち出しました...
海野十三 「壊れたバリコン」
...はア」「何うしてゞす?」「何うしてといふ訳(わけ)も無(ね)えだすが……」と躊躇(ためら)ふのを...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...お作はちょいと嫂を振り顧(かえ)って躊躇(ちゅうちょ)した...
徳田秋声 「新世帯」
...他日躊躇(ちゅうちょ)することなくその責を問わんと考えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...政府は手に軍隊を提げながら躊躇(ちゅうちょ)していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたしをしてその後十年の間この劇場の観棚(かんぽう)に坐することを躊躇(ちゅうちょ)せしめたのである...
永井荷風 「十日の菊」
...僕は一寸躊躇した...
長塚節 「開業醫」
...自分は躊躇することなく今度の英国班のような態度をとるであろうと思う...
中谷宇吉郎 「英国日食班の印象」
...今まで躊躇(ちゅうちょ)していた芳江は...
夏目漱石 「行人」
...三四郎は入口でちょっと躊躇(ちゅうちょ)した...
夏目漱石 「三四郎」
...平次はそれを見渡して一寸躊躇しましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ギョロリと光る眼で私を見たが一寸躊躇しながら...
夢野久作 「暗黒公使」
...強(し)いて起すのも――と彼女はすぐ躊躇(ためら)ってしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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