...はじめてその死骸の中に蹲(うずくま)っている人間を見た...
芥川龍之介 「羅生門」
...母は水汲に出て行つた後で私は悄然と囲炉裏の隅に蹲つて...
石川啄木 「二筋の血」
...何かが蹲まっているのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...仰向けに蹲んでいられるようにして...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...靴のうえに蹲跼(しゃが)みこんでいたのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...襖の陰とか、柱の陰とか、廊下の曲り角などに、じっと蹲まり、顔だけ出して、こっちの様子を窺いすましていた...
豊島与志雄 「絶縁体」
...一つの疣(いぼ)ありてその蛮勇なる鼻に蹲(うずくま)る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蹲ったりしていました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...遠慮さうに蹲踞(しやが)んで...
林芙美子 「下町」
...俗皆徒跣、以蹲踞爲恭敬...
范曄 「後漢書倭傳」
...井戸の脇(わき)の小蔭(こかげ)に蹲(しゃが)む奴もあり...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...人々磴(いしだん)の上に蹲(うずくま)る...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...その連峰の一つであるヤグラ岳の麓に蹲まつてゐるのだ...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...わたくしは蹲跼(つくばい)(石手洗い)というものを愛している...
室生犀星 「庭をつくる人」
...誰も動かず蹲んだまま汽車を見ている...
横光利一 「欧洲紀行」
...彼は這いながら弓門の見える建物の裾に蹲(うずくま)って街路の方を見た...
横光利一 「上海」
...ただ本能的にその上に蹲(うずくま)る...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...同じ様に彼も蹲踞んだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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