...多くの過失、多くの失敗、多くの蹉躓は、此の如き平滑、此の如き幸福よりも遙かに我等の本質の成長を助ける...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自分が失敗と蹉跌(さてつ)との爲めにここに踏みとどまることが出來ないなら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あのひとの医学救国の思想に深い蹉跌(さてつ)を与え...
太宰治 「惜別」
...万里鵬挙(ほうきょ)の志またここにおいて蹉(さた)たり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ライン河のようにすべてを運び去れ!……彼は第一の蹉跌(さてつ)に出会った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たとい蹉跌(さてつ)をしたにせよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蹉跌(さてつ)にも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...巧者らはその蹉跌(さてつ)を寸断する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蹉(さた)す白髪(はくはつ)の年(とし)...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...蹉跌(さてつ)してしまった...
夏目漱石 「それから」
...しかも中途にして思考が蹉跌(さてつ)し...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それらの庇護によって蹉跌なく丁年に達するものと思う...
久生十蘭 「湖畔」
...異常寒波の突然な襲来が博士の調査を蹉跌(さてつ)させたのだということを...
久生十蘭 「地底獣国」
...固より一回の蹉跌(さてつ)をもって冷却するものではなかった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...また土佐の西の岬と称する足摺岬(蹉(さだ)の岬)へも行った...
牧野富太郎 「若き日の思い出」
...自分の目的に趺蹉に趺蹉を來し...
三島霜川 「自傳」
...ここで蹉跌(さてつ)いたせば...
吉川英治 「新書太閤記」
...癇癪玉(かんしゃくだま)一蹉(さだ)ノ森にいた薩軍の陣屋で...
吉川英治 「松のや露八」
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