...春泥(しゆんでい)を踏むやうな音がかすかにした...
芥川龍之介 「京都日記」
...「草を踏むべからず」とか「掏摸御用心」とかいうような立札は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...痛い物でも踏むやうな腰付をして...
石川啄木 「道」
...あてもなく踏む異郷の土いまから思えば全く無茶である...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...木挽町(こびきちょう)で初舞台を踏むという事は...
太宰治 「正義と微笑」
...それから地面に引きずり倒して、踏む蹴る、いや大変な騒ぎです...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...相撲が四股(しこ)を踏む様に前を明けはたげ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...もし島田虎之助という人が彼方此方(あなたこなた)の試合の場を踏む人であったなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...靴などで踏むとよくキュッキュッと音がする...
中谷宇吉郎 「雪」
...靴に踏む大地は広くもある...
夏目漱石 「虞美人草」
...さも何か敷物でも踏むように...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...行毎に頭韻や脚韻やを踏むべく...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...さかさまになつたら星を踏むで歩けさうな気がした...
牧野信一 「痴想」
...魚を踏む話はすでに紹介したが...
山本周五郎 「青べか物語」
...山陰は残雪で踏む度に草履が鳴った...
横光利一 「比叡」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...――いまのような時代には、賢愚混乱して、瓦が珠と化けて仕え、珠は瓦礫(がれき)の下にかくされ、掌(て)にのするも、人に識別なく、脚に踏むも、世はこれを見ないのが通例じゃ...
吉川英治 「三国志」
...軍(いくさ)はヘマばかり踏む始末で...
吉川英治 「新・水滸伝」
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