...あなたをわずらわさなければ一歩を踏み出す力をも感じ得ない自分の束縛を呪(のろ)いたくもなります...
有島武郎 「或る女」
...そこから僕のライフ・キャリヤアを踏み出すのは大なる利益です...
有島武郎 「或る女」
...足許だけ――ほんの自分が踏み出す四五センチ先ばかりしか見なかった...
犬田卯 「橋の上」
...ひらいて一歩そとに踏み出す...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...それ以外に一歩も踏み出すことのできぬ人であります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...かうして両腕をひろげて一歩足を踏み出すと...
太宰治 「お伽草紙」
...今夜が河原町で医者として踏み出す第一歩だといふことを房一は見抜いてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...自然科学の外へ一歩でも踏み出すと...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...所謂軍統制・粛軍の武歩を一歩踏み出すに当って...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...当分は一歩も現在状態より踏み出す了見は持たなかった...
夏目漱石 「それから」
...僕が一歩踏み出すごとに...
原口統三 「二十歳のエチュード」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...自由! ――宗教裁判所の手につかまれながら! 恐怖の木の寝台から牢獄の石の床に足を踏み出すとすぐ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...器用に爪先でまず踏み出すと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...残りなく喜こび勇んで開戦万歳を叫んだ人は居なかったがそれぞれの心々に憂い恐れためらいながらしかしそれらすべてを引っくるめて投げ捨てて前へ踏み出すほかに途はないと思った悲しい...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...彼らは一歩自分の村を踏み出すと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――ましてその階段を最下級の御小人組から踏み出す途中においては...
吉川英治 「折々の記」
...理念としての「法」の世界への第一歩を踏み出すのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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