...その人たちの跫音(あしおと)がだんだん遠ざかって行った...
有島武郎 「親子」
...そこへバタバタと跫音(あしおと)がして...
海野十三 「崩れる鬼影」
...さながら空谷(くうこく)の跫音(あしおと)のごとくに...
高神覚昇 「般若心経講義」
...階段を駈(か)け降りて行く跫音(あしおと)が聞こえます...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...そそくさと跫音(あしおと)がした...
陳玄祐 田中貢太郎訳 「倩娘」
...しもての縁側に跫音がして...
田中貢太郎 「庭の怪」
...跫音(あしおと)を忍ばせたガラッ八には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...白夜夜霜まぢかくしのびきて跫音(あのと)をぬすむ寒空(さむぞら)に微光のうすものすぎさる感じひそめるものら遠見の柳をめぐり出でしがひたひたと出でしが見よ 手に銀の兇器は冴え闇に冴えあきらかにしもかざされぬそのものの額(ひたひ)の上にかざされぬ...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...彼の立ち去る跫音が聞えなくなつてしまつたとき...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しつかりした跫音が...
牧野信一 「岬の春霞」
...夜に入って一応、諸所の役部屋も退(ひ)け、人も灯の数も減って、寂(せき)として暗かった奉行所も、今し方――山本左右太がお袖を曳いてここの門内へ入ってから、(すわ、最後の時が来た――)という空気が、人々の跫音や、深夜の灯にも色めき出して、江戸市中は何も知らずに眠り落ちていた頃だが、この南町奉行所の内だけは、空前な緊張を呈していた...
吉川英治 「大岡越前」
...不景気よりも何よりも戦争の跫音(あしおと)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の跫音(あしおと)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...関所役人の跫音がして来る...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...跫音(あしおと)がする...
吉川英治 「親鸞」
...跫音(あしおと)あらく...
吉川英治 「親鸞」
...彼らの跫音を聞くと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わらわらと逃げて行った跫音(あしおと)の後は...
吉川英治 「山浦清麿」
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