...無雜作に大跨に歩く人だ...
石川啄木 「菊池君」
...上り口の板敷から、敷居を跨げば、大きく焚火の爐を切つた、田舍風の廣い臺所で、其爐の横の滑りの惡い板戸を明けると、六疊の座敷になつてゐる...
石川啄木 「鳥影」
...のそりのそりと大跨に歩き出した...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...馬に跨って活動したところの琉球婦人の子孫を教育して近代的の活動をさせることは...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...今日では物理化学というて名前からして両方に跨(またが)った一学科がある...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...三匹蛙のやうな腰つきをしてぴよいと跨(また)がつた...
薄田泣菫 「茶話」
...三たび進める大跨(おほまたぎ)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...歩道と車道とに跨って...
豊島与志雄 「庶民生活」
...すすめられるままに馬上に跨(また)がります...
中里介山 「大菩薩峠」
...束になつてくづれてゐる錦絵を跨ぎ...
長與善郎 「青銅の基督」
...此家(このや)の敷居が跨(また)ぎ切れないやうな心持だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...棟を跨(また)いで突っ起ったが...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...閾を跨いだばかりで直ぐ引っ返すなんて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...重盛はこれに跨って...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...まず天馬の背に跨がることが出来なければ...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...そこは丁度馬の背に跨(また)がった感じの眺望で...
横光利一 「夜の靴」
...馬の背に跨がった感じのこの鞍乗峠はいつ見ても眺望は優れている...
横光利一 「夜の靴」
...こちらの閾を跨いで外へ出られないと云ふのは...
吉井勇 「或る日の小せん」
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