...併し俺をして聖フランシスの疾驅して通つた足跡をよろめきながら、匍ひながら、跛をひきながら、蠢き行かしめるものは、曾てアツシジの聖人を驅つたと等しく、深奧に沈潛せむとする憧憬である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...だが相手は跛者ではあつたが...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
......
武田祐吉 「古事記」
...脹(ふく)れた足で跛をひきながらピアノのところへ行き...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...心持ち跛足でなければいけなかった...
豊島与志雄 「小説中の女」
...人は不死であるとともに跛足(びっこ)であり得る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一人は、刀を杖にして、跛を引いていた...
直木三十五 「南国太平記」
...跛足になったりして...
夏目漱石 「教育と文芸」
...私も跛の眞似は大嫌ひさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...右の脚は大怪我でもしたらしい跛で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し跛足(びつこ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...跛足(びつこ)で少し傴僂(せむし)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...跛馬は平坦な道よりも寧ろ坂道の方が乗手に気楽を感ぜしめるという一事実を見出したりなどした...
牧野信一 「ゼーロン」
...先に立たせて歩かせてみるとゼーロンの跛足は私に容易ならぬ不安の念を抱かせた...
牧野信一 「ゼーロン」
...自分自身の前で跛はひけないというようなそういう人間になりおおすまでは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...跛が韋駄天(いだてん)を褒める様なのはみっともないよ」「そういう口だからとかく人に疎まれる」寒笑は衒(て)れたのをごまかして...
山本周五郎 「新潮記」
...跛でもひくやうに歩きつたり...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...跛行(びっこ)をひきながら歩き出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
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