...丸太越しに菓子などを食わせていたり...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...肩越しに鏡を見やりながら涙をふいて眉(まゆ)をなでつけた...
有島武郎 「或る女」
...私は肩越しに振り返って見た...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その生垣越しに縁側(えんがわ)が見えた...
田中貢太郎 「馬の顔」
...山西はびっくりして蒸気(ゆげ)の濛濛(もうもう)と立っている鍋越しに小女(こむすめ)の方を見た...
田中貢太郎 「水魔」
...「見たと云う二文字だけの御返事でもお寄越しになって下さい」と書いてやった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...その両眼の潤(うる)んだ熱烈なヴェール越しに読み取り得るには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...青桐の茂み越しに...
豊島与志雄 「道連」
...窓越しに往来の人々を眺めていました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...また屋根越しに持って帰らなければなりません...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...堤の下の赤松越しに...
林芙美子 「田舎がえり」
...」お初ちゃんが笑いながら鬢窓に櫛(くし)を入れている私の顔を鏡越しに覗(のぞ)いてこう云った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...廊下から硝子戸越しに部屋の中が覗かれるが...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...米価騰貴(とうき)をお見越しになり...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...働いていたAさんと畑越しに大声で田園的挨拶を交す...
宮本百合子 「金色の秋の暮」
...渡殿(わたどの)のほうの入り口越しに見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...厚い硝子(ガラス)越しに時々...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...その雪越しに、馬上の半身だけがちらと見えたのである...
吉川英治 「源頼朝」
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