...何か常識を超越した...
芥川龍之介 「お時儀」
...悲しみも悦びも超越した...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...人間の知力を超越した...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...苦悩悲喜を超越したところが禅門の悟だ...
種田山頭火 「其中日記」
...自問自答(二)――(生死について)――『生死を超越したる生死』十一月廿五日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...天皇が天皇を超越した神に代ってそういう神の政治を行われるとか...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...通り一遍の理窟や下手な心理分析などを遥かに超越したものではないかと思われる...
寺田寅彦 「科学に志す人へ」
...やはり前述のごとき個性の放恣(ほうし)なる狂奔を制御するために個性を超越した外界から投げかける縛繩(ばくじょう)のようなものであるかと思われる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...年代を超越した悠長さで...
中里介山 「大菩薩峠」
...第三次元の世界の時間的制約を超越した経験ではなかったでしょうか...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...溶け入るような魅力は人業の意力の抵抗を超越した悪魔の誘惑です...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...すべての相対的抽象観念を超越したところの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...あらゆる時間性を超越した神の動作を時間性の制約の下に立つ人間的文化的生の型に嵌めて表象するのであつて...
波多野精一 「時と永遠」
...それはむしろ現代を超越した境地に価値があるともいえるでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...何等の疲労をも自覚せざるのみならず普通人の想像を超越したる精力と忍耐力を続行し得たる事例...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...つまり時代とか流行とかを超越した民衆最高の芸術的良心を対象物として永久に亘(わた)って完成に近付けて行かるべき民族的芸術だそうであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...西洋から這入って来たものが超越したものじゃないなら...
横光利一 「旅愁」
...すべてを超越した山の人はついに心霊をも超越し去った...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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