...水は低きに赴く...
會津八一 「趣味の向上」
...「日本将校二名がこれこれの用向きを帯びて貴地に赴くについては...
石川欣一 「比島投降記」
...帆村が玉屋邸に赴く前に...
海野十三 「蠅男」
...人心のこれに赴く事響(ひびき)の物に応ずるが如くである...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...「デルフイ」に赴く...
高木敏雄 「比較神話学」
...更に疾驅してこれに赴く...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...何時(いつ)如何(いか)なる辺に赴くかは津田君自身にもおそらく分らないだろう...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...午後三菱銀行に赴く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...わたくしはこの夕月を仰ぎ見て道の赴く方角を推知し...
永井荷風 「枇杷の花」
...監獄の酋長達に招かれ、午後、灼(や)けるような四哩(マイル)半を騎乗、獄中の宴に赴く...
中島敦 「光と風と夢」
...ただその赴くべきの方向を示すのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...余の赴くところへ従はせたきものよ...
牧野信一 「淡雪」
...争って危険な戦場に赴くけれど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いつも欲望の赴くところにつれてゆかれた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...百万の兵をつれて赴くような強味を感じまする...
吉川英治 「黒田如水」
...「――すぐ取囲んで、何者ぞと、取糺(とりただ)しましたところ、頭目らしき真っ先の男がいうには――自分ことは、黄祖の手下で、甘寧(かんねい)字(あざな)を興覇(こうは)とよぶ者であるが、もと巴郡(はぐん)の臨江に育ち、若年から腕だてを好み、世間のあぶれ者を集めては、その餓鬼大将となって、喧嘩を誇り、伊達(だて)を競い、常に強弓、鉞(まさかり)を抱え、鎧を重ね、腰には大剣と鈴をつけて、江湖を横行すること多年、人々、鈴の音を聞けば……錦帆(きんぱん)の賊が来たぞ!錦帆来(きんぱんらい)! と逃げ走るのを面白がって、ついには同類八百余人をかぞうるに至り、いよいよ悪行を働いていたなれど、時勢の赴くを見、前非を悔いあらため一時、荊州に行って劉表(りゅうひょう)に仕えていたけれど、劉表の人となりも頼もしからず、同じ仕えるなら、呉へ参って、粉骨砕身、志を立てんものと、同類を語らい、荊州を脱して、江夏まで来たところが、江夏の黄祖が、どうしても通しません...
吉川英治 「三国志」
...前にも勝る軍事に赴くのは...
吉川英治 「三国志」
...おれも赴く」と、いい出した...
吉川英治 「平の将門」
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