...さもないと羞恥家(はにかみや)の大塚博士が顔を赧(あか)くして極(きま)りを悪がるかも知れないから...
薄田泣菫 「茶話」
...壮いな婢が心もち赧(あか)らんだ顔をこっちに向けてにっと笑った...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...お肚(なか)でも痛まれたか」住持の詞(ことば)に玉音は蒼褪(あおざ)めた顔をちょっと赧(あか)らめた...
田中貢太郎 「法華僧の怪異」
...日本人特有の赧(あか)みがかった褐色の肌...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...話の途中で彼女はしばしば自分の顔が赧(あか)くなるのを感じ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そして鏡を見た時に彼の顔はさっと赧らみ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...顔を赧(あか)らめながらきまりの悪そうな微笑を見せようとした...
中島敦 「プウルの傍で」
...「まア」お静はまた赧(あか)くなりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...顏を赧らめもしなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...顔を赧(あか)らめて...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...そしてひとりで顏を赧くした...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...少し赧くなりながら説明した...
宮本百合子 「高台寺」
...俳句を書いて色紙短冊を売ることすら幾らか顔を赧らめるほどの謙抑な人々なのである...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...つれの娘たちは顔を赧らめて...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...さっと赧くなった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...淡紅(うすくれない)の朝顔のように赧(あか)らんで俯向(うつむ)いた...
横光利一 「日輪」
...太史慈は顔を赧らめて沈黙した...
吉川英治 「三国志」
...顔を赧(あか)らめて振りかえった...
吉川英治 「親鸞」
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