...此の家(うち)へ贈りものにした――然(そ)うね...
泉鏡花 「印度更紗」
...二つなく尊い贈りものを...
太宰治 「虚構の春」
...タンポポの花一輪の贈りものでも...
太宰治 「葉桜と魔笛」
...咲子への贈りものの綺麗(きれい)な色紙もどっさり入っていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...そのころまだ博士の贈りものだとも気づかなかったので...
徳田秋声 「仮装人物」
...歴史 Geschichte という言葉も運命 Schicksal という言葉も送られたる(Schicken)もの――神の贈りもの――と関係している...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この余分は彼女の贈りものとして受けて置いてほしいと言った...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...記念の贈りものにしました...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...健三からの贈りものを受け納めた...
夏目漱石 「道草」
...彼女は先刻(さっき)津田が吉川夫人の名前で贈りものにした大きな果物籃(くだものかご)を両手でぶら提(さ)げたまま...
夏目漱石 「明暗」
...帯地(おびじ)とおなじに機(お)らせた裂地(きれじ)でネクタイを造られた贈りものがあったのを...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...みじんこのつくだ煮を村長さんへ贈りものにしたとかで...
林芙美子 「龜さん」
...何気なく見逃(みの)がして過ぎた一日がやがて自分へのはっきりとした贈りものに成って蘇る...
原民喜 「美しき死の岸に」
...おぬひは桂次が未來の妻にと贈りものゝ中へ薄藤色の襦袢の襟に白ぬきの牡丹花の形(かた)あるをやりけるに...
樋口一葉 「ゆく雲」
...清への贈りものとして...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...すばらしい贈りものを受けた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...人に贈りものにする場合だけには限らなかつたことは(山村生活の研究二八〇頁)...
柳田國男 「食料名彙」
...この皮肉な贈りものは...
吉川英治 「私本太平記」
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