...西鶴の作にも軽焼の名が見えるから天和(てんな)貞享(じょうきょう)頃には最う上方人(じん)に賞翫されていたものと見える...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...田岡嶺雲(たおかれいうん)というような面々がしばしば緑雨のお客さんとなって「いろは」の団子を賞翫(しょうがん)した...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...二葉亭も来る度毎(たんび)に必ずこの常例の釜揚を賞翫したが...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...従ってこれは「名物」だからと買って賞翫する気にはなれない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...将軍家殊に之を賞翫せしめ給ふと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...道阿弥の首を賞翫(しょうがん)しながら...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...然しトルストイは理想を賞翫(しょうがん)して生涯を終(おわ)る理想家で無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...花でも何でも日本人はあまり散るのを賞翫(しょうがん)するが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...芋中(いもちゅう)のヽヽとも云わるべきこの御薩(おさつ)を快よく賞翫(しょうがん)する食欲は十分有ったように思う...
夏目漱石 「坑夫」
...ちょうど先刻お話したお大名が目黒の秋刀魚を賞翫(しょうがん)したようなもので...
夏目漱石 「私の個人主義」
...アルトー・デ・リサラガの壯大な景觀を賞翫して...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...ベースボールはもと亜米利加(アメリカ)合衆国の国技とも称すべきものにしてその遊技の国民一般に賞翫(しょうがん)せらるるはあたかも我邦(わがくに)の相撲(すもう)...
正岡子規 「ベースボール」
...その頃は殊に賞翫したのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...自然成熟の粳米を採り還って満腹賞翫したので...
南方熊楠 「十二支考」
...これを蜜喞(みつしつ)といいて賞翫するとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...広海子爵は丁寧(ていねい)に賞翫(しょうがん)して首を傾け「中川さん...
村井弦斎 「食道楽」
...貴人の間に賞翫(しょうがん)せられたことが見えているが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...世人の賞翫(しょうがん)する所であれば非道と知る時にもなお修行する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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