...秋の海荒るゝといふも少しばかり拝謁や菊花の階を恐懼(きょうく)して拝謁を賜りければ菊の花御船(みふね)今静(しずか)に進む夜長かな十月二十四日 別府亀の井を出て乗船...
高浜虚子 「五百五十句」
...是が非でもこの懇願一つはお聞きいれ賜りたしと...
太宰治 「右大臣実朝」
...という激励のお言葉を賜り...
太宰治 「佳日」
...「臣は優渥(ねんごろ)なお言葉を賜りながら...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...かやうに高配を賜りますならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...院の中央の庭には、畏多くも 皇太后陛下が、癩患者に賜りし、つれつれの友となりても慰めよ行くことかたき我にかはりての御歌が、石に刻まれてあつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...元祖同様に知行(ちぎょう)を賜りぬる事なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...冀(こいねがわ)くはその要領を文にして記し賜りたい...
中里介山 「法然行伝」
...是非いちど自分の村へも御来駕(ごらいが)の栄(えい)を賜りたいと懇願した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...うたいおわりましたら御拍手を賜り...
三浦環 「お蝶夫人」
...御鴻恩(ごこうおん)にて、御地を賜り、道場一軒なりと、開かせいただかば辱(かたじ)けなく――」この言葉を聴くと三斎よりも、闇太郎の瞳が異様な煌(かがや)きを帯びて来るのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そこなる姫御寮より餞別の酒を賜り...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...西本願寺に勅書を賜り...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...即ち数日を出でずして西本願寺に勅書を賜りしかば...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...お取次ぎ賜りたい」と...
吉川英治 「大岡越前」
...「いえいえご酒宴を賜りながら...
吉川英治 「三国志」
...よろしくお伝え賜りたい」と...
吉川英治 「三国志」
...寛永五年師五十二歳、堀尾吉晴(よしはる)の女婿(ぢよせい)たる石川忠総(ただふさ)の外護により、法山に瑞世(ずゐせい)し、紫衣を賜り、爾来(じらい)諸国餉参(げさん)の衲子、師の道風をしたひその会裡に集るもの無慮――愚堂の伝は、略伝としても、なかなかこんなことでは尽きない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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