...比の貴重なる初版が日本の図書館に有る乎無い乎は疑問である...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...元帥からさずかった貴重な暗号帳を開きながら...
海野十三 「地球要塞」
...この貴重なる地底戦車を閣下のおられるところまで...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...貴重な金具を取外(とりはず)して...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...貴重な技師が何者にとも知れず殺害されてしまった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...この「東北文学」という雑誌の貴重な紙面の端をわずか拝借して申し上げます...
太宰治 「たずねびと」
...国の宝とでも言ったような貴重な物品を指定したり保存したりする仕事は...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...まだこの口を糊(のり)するがために貴重なる自己を売り物にせねばならぬまでにあさましくなりはてたとは...
近松秋江 「雪の日」
...彼の実証主義写実主義の現われとしてその筆によって記録された雑多の時代世相風俗資料は近頃ある人達の称える「考現学的」の立場から見て貴重な材料を供給するものであることは周知なことである...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...それで私が今本誌の貴重な紙面をかりてここにこれらの問題を提出することによって...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...高木文氏の貴重な研究を世に出すのを主眼とし...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...こっちにとってそれほど貴重な経験を...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴重な人生を投げ捨てるのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...貴重な宝石に口を触れてゐるやうな喜も感ぜられた...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...その貴重な金銀財宝とともに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...製作においてこの経験より貴重なものがあろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...この際としては特に貴重な発見でなければならなかった...
夢野久作 「暗黒公使」
...いわば貴重な肥沃の土地が利用せられずして打ち棄てられているようなもので...
米川正夫 「クロイツェル・ソナタ」
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