「貧相」の意味
貧しそうな外見や様子
「貧相」の例文(場面別)
- 日常会話彼はいつも貧相な服を着ているので、お金がないのかと思っていた。
- 小説・文芸その家は貧相な造りで、雨漏りがするほど老朽化していた。
- ビジネス(報告・評価)今回のプロジェクトの予算案は貧相で、十分な成果が期待できない。
小説での「貧相」の使い方
...その選手は貧相なプレーを繰り返した...
...彼は貧相な外見だが、とても優しい人だ...
...このお店のラーメンは具が貧相で、物足りない...
...彼女は貧相な家庭環境から這い上がって成功した...
...あの建物は貧相な材料で作られているので、耐久性に限界がある...
...何(なに)やら少(すこ)し貧相(ひんそう)らしく見(み)えましたが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...色の淺黒い貧相な一人の藝妓が...
石川啄木 「菊池君」
...総じて人間に貧相...
井上円了 「おばけの正体」
...役人に案内せられて貧相な一人の僧侶が来た...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...一層貧相らしくみえた...
徳田秋声 「あらくれ」
...慴えてるだけならよいが、なんだか寒そうで、貧相で、見すぼらしい...
豊島与志雄 「女人禁制」
...その身動きもしない先生の貧相な姿を見てゐると...
南部修太郎 「猫又先生」
...円い眼をした貧相な男が...
久生十蘭 「キャラコさん」
...衣の裾のすぼけた貧相なようすで数珠を持って立っている...
久生十蘭 「新西遊記」
...長靴履きの小さな貧相な老人の顔と正面衝突してしまった...
正岡容 「寄席」
...寡黙な蒼白い貧相な憂鬱な男で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...孔子は恐らく貧相な不男(ぶおとこ)であったろうし...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...持たない貧相さなど身につけず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まだ若い貧相な男で...
山本周五郎 「思い違い物語」
...五十がらみの貧相な男で...
山本周五郎 「さぶ」
...貧相な姿はまる見えだった...
山本周五郎 「へちまの木」
...鼻だけはいつも顔の真中でこれを裏切って「怪(け)しからん奴だ」という感じを相手に与えるもの……又貧相な鼻の人は如何に脂切った景気のいい人相をしていても内実はいつもピイピイ風車と他人に見られるものと思い諦めている人がもしあったとしたら...
夢野久作 「鼻の表現」
...戦(いくさ)があっても貧相でなく...
吉川英治 「神州天馬侠」
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