...向こうに見える山はそのまま寛大と希望とを象徴するような一つの生きた塊的(マッス)であるのに...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...戀人はその愛するものゝ胸に死の烙印もて彼れ自身を象徴するのだ...
有島武郎 「詩への逸脱」
...言換(いいか)えれば椿岳は実にこの不思議な時代を象徴する不思議なハイブリッドの一人であって...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...あるいはまた終巻でアルベールの愛の破綻(はたん)と友情の危機を象徴するために...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...これもいかにも八雲氏の熱愛した固有日本の夢を象徴するもののように見えておもしろい...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...多分胸の動悸を象徴するためであろうか...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...そういうようなもの全体を引っくるめた田舎(いなか)の自然を象徴するえびでなければならない...
寺田寅彦 「田園雑感」
...文化勲章は日本文化を象徴するものとは限らないのである...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...勇敢な行動性を象徴するものとなり...
豊島与志雄 「風俗時評」
...それはリンカーンが象徴する...
服部之総 「望郷」
...神聖な権力を決定的に象徴することになるのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...どんどん背の伸びて育ちゆく子供達を象徴するものの様に思はれる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...星めぐりのわるい堕落した生きものたちの集会を象徴する黒い旗印のように漂った...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...それは十二星を象徴する星に擬した不思議な金剛石の数々をもつて鏤めたる王冠であつた...
牧野信一 「卓上演説」
...時代を象徴するものであらうか...
吉川英治 「折々の記」
...ちょうどそれが懐中時計の機械の中の紅玉石(ルビー)を象徴するように...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...源氏を象徴する巻があってもよいかと思い「かまくら殿の巻」に決めた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...金羊毛の舞踊室から無頼漢(ぶらいかん)の礼讃を象徴するような意気で猥雑(わいざつ)なタンゴが響いてくると...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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