...女史の豊満な白い肉塊(にくかい)を更に生かすつもりであったことと...
海野十三 「階段」
...豊満な女の手であった...
江戸川乱歩 「影男」
...目には深いくぼみを持つ豊満な肉塊があった...
江戸川乱歩 「影男」
...豊満な肢体も露(あらわ)に群集の喝采(かっさい)に会釈して行くもの……丁抹中興の英主...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...豊満な水着姿が、つと立ち上がったと見る間もなく、たちまち中心を失って、ドボンと水煙立てて!ハッとして中をのぞきこんで見たら、慣れてるとみえて水に押し流されながら、また板に取り付いて這(は)い上がりながら私の方を振り返って笑って、そのまま姿は曲っていってしまう...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...一杯にひろがる豊満な髪...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...片一方だけの豊満な隆起は...
外村繁 「落日の光景」
...クリストフは豊満な意識と自己統御とのほうへ進みつつあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...女盛りの豊満な美しさに溢るる石井夫人は...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...細面乍ら豊満な肉付きで...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...相手は墨染の法衣を着て、豊満な肉体と、醜い顔とを持った見る蔭もない比丘尼(びくに)ですが、いた香は実に素晴らしいもの、白磁の香爐から立ち上る香煙を聞いて、丈太郎は思わず眼を見張りました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...豊満な――むしろ妖艶にさえ見えたお民の顔は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僕はその弁解でもいいから聴き度い」勇は秀子の豊満な腕を扼(つか)んで...
野村胡堂 「流行作家の死」
...豊満な期待と共にセルヴェットを膝の上に拡げたコン吉が...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...とにかく相当に豊満な創作力をもっていた中条百合子がロシアに行ってから...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...豊満な二重頤に一見悠々たる微笑を湛へながらシガアの煙りをくゆらしてゐた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...すばらしく豊満な乳房を出して...
山本周五郎 「百足ちがい」
...三十歳ぢかい女の豊満な肉の匂ひと...
與謝野寛 「素描」
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