...トルストイのあの熾烈なる民衆に對する義務感は誤謬であると云へようか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...筆を進めて其謬見の謬見たる所以(ゆゑん)を精窮するは評家の義務かも知れず候へど...
石川啄木 「渋民村より」
...先紀の謬(あやま)り錯(あやま)れるを正さまくして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...誤謬と虚僞との原因を探究したのであるからして...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...**ber d. positiv. G―Phil. d. W., S. 35.*** Probleme einer S. d. W., S. 24 ff.コントの根本的な誤謬は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...重大な誤謬が混入して来るのである...
戸坂潤 「科学論」
...其謬見や大なり煽動家は國民の偏見...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...然れども進歩黨が大隈伯に期するに政權に接近するの途を以てするは、根本的謬見なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...理解ある批評家をかかる誤謬に陥らせるのは...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...或は古くから存在したといふことに就いては世人の屡陷る誤謬がある...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...ひそかに政治の誤謬をさし貫き燎原の火のごとく人の手から人の手にうつりゆく武器となったのである...
中井正一 「カットの文法」
...然れどもこはいまだよく江戸演劇の性質を究(きわ)めざる者の謬見(びゅうけん)なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...そしてこの誤謬は実にひどいものなので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...一向に当を得ていないことはこの名誉ある好辞典としてはこの謬説まことに惜むべきである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...私達は惡と誤謬との苦しみに血を流すとき...
三木清 「人生論ノート」
...ひとは理論上かのコントの三段階説に就いて屡々非難されるのと同樣の誤謬に陷ることとなるばかりでなく...
三木清 「歴史哲學」
...人間の妄想が生み出したあれほどの誤謬の中にはまり込んでいるよりも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...或いは唯物史観に陥ちた史家の誤謬(ごびゅう)にほかならぬものである...
吉川英治 「新書太閤記」
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