...(二)彼は又批評や諷刺詩(ふうしし)を書くと...
芥川龍之介 「点心」
...諷刺(ふうし)したものです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...そういうものから来るところのものを捉(とら)えてそれを諷(うた)う事である...
高浜虚子 「俳句への道」
...即ち花鳥諷詠の詩であるということを当然過ぎるほど当然な言葉であるとして些(いささ)かも疑う所がない...
高浜虚子 「俳句への道」
...甲の俳人も天地の景勝風物(ふうぶつ)を諷詠する...
高浜虚子 「俳句への道」
...生活の記録の一つに花鳥風月を透して諷う俳句というものがある...
高浜虚子 「俳句への道」
...一篇の物語(私の「猿ヶ島」)を一行の諷刺(ふうし)...
太宰治 「もの思う葦」
...こういうふうな立場から見れば「花鳥諷詠(かちょうふうえい)」とか「実相観入」とか「写生」とか「真実」とかいうようないろいろなモットーも皆一つのことのいろいろな面を言い現わす言葉のように思われて来るのである...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...本当の諷刺や、皮肉は、自然にして、温雅にして、同情があって、洞察があって、世間の酸(す)いも甘いもかみ分けて、それを面(かお)にも現わさず、痒(かゆ)いところへ手が届きながら掻(か)かず、そうしてその利(き)き目が、時間がたつほど深刻に、巧妙に現われて来るものだが……本当の諷刺家がいないのは、つまり本当の批評家がいないのだ、というような議論になって、蚊一つの問題から、炉辺が異常なる緊張を示したのも、時にとっての一興でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたかも山川の生涯を諷刺しているようでもあった...
久生十蘭 「蝶の絵」
...この辺の呼吸なんざア巧まずして一篇の諷刺小説になっている...
久生十蘭 「魔都」
...日の出に日延べがしてみたい――と渋い調子でこう諷う...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...諷刺の対象が時代の影響をうけて変遷するばかりではない...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...ゴーゴリの諷刺が「黄金の仔牛」によって生れかえられ高められたようには...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...ソヴェト同盟の劇場の内幕を諷刺したりしている...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...物質文明とともに大西洋の海を渡ってゆく諷刺劇をサンゼリゼで観た後だった...
横光利一 「旅愁」
...ひとつミュージカルにでも脚色してみたらチクと面白い諷刺物になるのではないか...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...やがては鎌倉の末路も久しからずしてこうぞよという諷刺(ふうし)をふくめて...
吉川英治 「親鸞」
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