例文・使い方一覧でみる「諦め」の意味


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...諦めるとことばには言うても...   諦めるとことばには言うてもの読み方
伊藤左千夫 「春の潮」

...いまこうしてクラッペンボルグのマリア・フェタロヴナの家のまえに立っていると、「運命の老女」が朝夕あそこの窓から見るであろう浪と村と人々の生活――その小さな世の中には何の移りかわりはなくても、何かしらそこに、マリア・フェタロヴナを一生のかなしみから脱却させ、諦めさせ、慰めるものがなければならないような気がする...   いまこうしてクラッペンボルグのマリア・フェタロヴナの家のまえに立っていると、「運命の老女」が朝夕あそこの窓から見るであろう浪と村と人々の生活――その小さな世の中には何の移りかわりはなくても、何かしらそこに、マリア・フェタロヴナを一生のかなしみから脱却させ、諦めさせ、慰めるものがなければならないような気がするの読み方
谷譲次 「踊る地平線」

...しかし先生はもうそれらをば余儀ない事であると諦めた...   しかし先生はもうそれらをば余儀ない事であると諦めたの読み方
永井荷風 「妾宅」

...諦めたのだろう――と...   諦めたのだろう――との読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...諦め切れない悲しみがあります...   諦め切れない悲しみがありますの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...何にかかう虚無的になつた棄鉢な諦めを感じさせる男です...   何にかかう虚無的になつた棄鉢な諦めを感じさせる男ですの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...お前が花見を諦めるほどの筋ぢやあるめえ」「それがいけねえ...   お前が花見を諦めるほどの筋ぢやあるめえ」「それがいけねえの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...諦めて居たのでございます...   諦めて居たのでございますの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...平次は諦めて縁側を立去りました...   平次は諦めて縁側を立去りましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...「あつしの叔母が若い時奉公して居たお店(たな)の主人が、足立屋に金の世話になつて居る相で、並大抵でない義理があるから、錢形の親分を頼んでくれと、折入つて叔母に頼んだ相ですが、叔母はまた、あつしの言ふことなら、錢形の親分は、何んでも聽いてくれると思ひ込んで居るが、どつこいそんなわけには行かねえ、錢形の親分と來たら、無精で金持が嫌ひで、――」「おい、お前は金持と俺の棚(たな)おろしに來たのか」「そんな事で乘出す親分では無いから、諦めろ、その代り、このあつしが行つてやらうと、――實は昨日白金まで待つて來ましたがね」「何んだ、お前はもう行つて來たのか」「すると、お茶を持つて出たのが、十八九の、小柄だが、びつくりするほど良い娘でせう、主人の徳右衞門は蝦蟇なら、内儀のお種(たね)はかまきりで、あんな夫婦の中に、透き通るやうな綺麗な娘が生れる筈は無いと、歸りに角の煙草屋で訊くと、矢張り養ひ娘なんだ相で、尤も養ひ娘ではあるが親孝行で氣立がよくて大した評判ですよ」「で、どうした」「あれだけの身上を拵へた徳右衞門だから、三人や五人は怨(うら)み手がありますよ」「例へば、どんな事があつたんだ」「よくある術(て)で、醉つて歸つたところを、井戸へ突き落されたり、味噌汁の中に石見銀山(いはみぎんざん)が入つて居たり、障子の外から眞矢(ほんや)で射られて首筋に少しばかりだが怪我をしたり、隨分執こくやる相で」「人に怨まれる覺えがあるなら、大概相手の見當は付くわけぢやないか」「それが、どうも見當が付かないんだ相ですよ、若い時分は、隨分惡いこともし、無理に金も拵へたらしいが、十年前に江戸へ來てからは、田舍で溜めた大金を資本に、金貸し商賣を始め、身上もよくなつたが、人に怨まれるやうな取立てはしない、――本人ばかりで無く、近所で訊いても、皆んなさう言ひますよ、あんな呑氣なことで、足立屋は金が溜るから不思議だつてね」「奉公人は多勢居ることだらうな」「内儀のお種に、綺麗な娘のお雪、女中のお安、それに三年前から昔の友達だつたといふ、林三郎といふ三十七八の男が訪ねて來て、女房のお萬といふのと一緒に、番頭代りをやつて居ります、これも堅い男で、大概(たいがい)のことは主人の徳右衞門の代りに、さばいて居るやうです」「それ丈けのことなら、唯のからかひかも知れないよ、惡戯は手が混んでゐるが、遊び事のやうで、何處か間が拔けてゐるぢやないか...   「あつしの叔母が若い時奉公して居たお店の主人が、足立屋に金の世話になつて居る相で、並大抵でない義理があるから、錢形の親分を頼んでくれと、折入つて叔母に頼んだ相ですが、叔母はまた、あつしの言ふことなら、錢形の親分は、何んでも聽いてくれると思ひ込んで居るが、どつこいそんなわけには行かねえ、錢形の親分と來たら、無精で金持が嫌ひで、――」「おい、お前は金持と俺の棚おろしに來たのか」「そんな事で乘出す親分では無いから、諦めろ、その代り、このあつしが行つてやらうと、――實は昨日白金まで待つて來ましたがね」「何んだ、お前はもう行つて來たのか」「すると、お茶を持つて出たのが、十八九の、小柄だが、びつくりするほど良い娘でせう、主人の徳右衞門は蝦蟇なら、内儀のお種はかまきりで、あんな夫婦の中に、透き通るやうな綺麗な娘が生れる筈は無いと、歸りに角の煙草屋で訊くと、矢張り養ひ娘なんだ相で、尤も養ひ娘ではあるが親孝行で氣立がよくて大した評判ですよ」「で、どうした」「あれだけの身上を拵へた徳右衞門だから、三人や五人は怨み手がありますよ」「例へば、どんな事があつたんだ」「よくある術で、醉つて歸つたところを、井戸へ突き落されたり、味噌汁の中に石見銀山が入つて居たり、障子の外から眞矢で射られて首筋に少しばかりだが怪我をしたり、隨分執こくやる相で」「人に怨まれる覺えがあるなら、大概相手の見當は付くわけぢやないか」「それが、どうも見當が付かないんだ相ですよ、若い時分は、隨分惡いこともし、無理に金も拵へたらしいが、十年前に江戸へ來てからは、田舍で溜めた大金を資本に、金貸し商賣を始め、身上もよくなつたが、人に怨まれるやうな取立てはしない、――本人ばかりで無く、近所で訊いても、皆んなさう言ひますよ、あんな呑氣なことで、足立屋は金が溜るから不思議だつてね」「奉公人は多勢居ることだらうな」「内儀のお種に、綺麗な娘のお雪、女中のお安、それに三年前から昔の友達だつたといふ、林三郎といふ三十七八の男が訪ねて來て、女房のお萬といふのと一緒に、番頭代りをやつて居ります、これも堅い男で、大概のことは主人の徳右衞門の代りに、さばいて居るやうです」「それ丈けのことなら、唯のからかひかも知れないよ、惡戯は手が混んでゐるが、遊び事のやうで、何處か間が拔けてゐるぢやないかの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...お前の不運だ」「有難い仕合せで」額(ひたひ)を平手で叩(たゝ)いて舌をペロリと出し乍らも八五郎は諦めてしまひました...   お前の不運だ」「有難い仕合せで」額を平手で叩いて舌をペロリと出し乍らも八五郎は諦めてしまひましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...ともあれ諦める事にきめましたが...   ともあれ諦める事にきめましたがの読み方
林芙美子 「シベリヤの三等列車」

...忘れて仕舞へ諦めて仕舞へと思案は極めながら...   忘れて仕舞へ諦めて仕舞へと思案は極めながらの読み方
樋口一葉 「にごりえ」

...諦め玉え々々と三度回向(えこう)して...   諦め玉え々々と三度回向しての読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...村の人のほうでも諦められぬ過去...   村の人のほうでも諦められぬ過去の読み方
柳田国男 「雪国の春」

...人類の大部分に諦められているようであります...   人類の大部分に諦められているようでありますの読み方
夢野久作 「鼻の表現」

...しかし、もう何をいっても、後のまつりだと、諦めたように、茶わんを静かに戻して、「ときに、きょうお伺いしたのは、赤坂のおやしきの方(ほう)のことじゃが」「や...   しかし、もう何をいっても、後のまつりだと、諦めたように、茶わんを静かに戻して、「ときに、きょうお伺いしたのは、赤坂のおやしきの方のことじゃが」「やの読み方
吉川英治 「大岡越前」

...私は諦めてその火鉢の側に腰をおろしたが...   私は諦めてその火鉢の側に腰をおろしたがの読み方
若山牧水 「みなかみ紀行」

「諦め」の読みかた

「諦め」の書き方・書き順

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