...長い汽車の旅の児供の眠気ざましにもと些(いささ)かの餞(はなむ)けを持って私の妻が玄関まで尋ねた時も誰何され...
内田魯庵 「最後の大杉」
...こちらを誰何(すいか)したのだった...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...誰何(すいか)などしまして申訳ございません...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...そこにいるのは?」一人が大声に誰何した...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...番人に誰何されたり...
種田山頭火 「其中日記」
...ポストまで出かける、W店で一杯、N店で一杯、またF店で一杯、方角が解らなくなる、道徳を失ふ、二度誰何された、何しろ防空警戒中だ、満身の瘡痍――たゞしかすり傷だけ、――辛うじて帰庵、前後不覚で寝てしまつた...
種田山頭火 「其中日記」
...「お前は誰だ」と二度(ふたたび)誰何(すいか)した途端に...
中里介山 「大菩薩峠」
...お宿もとまでお送り申し上げようと存じまして」前なる人から誰何(すいか)されたので...
中里介山 「大菩薩峠」
...お延はまずこう云って誰何(すいか)した...
夏目漱石 「明暗」
...嫌疑あり之を糺すと彼れ三吉と誰何して薩藩士の旅寓に無礼する勿れと叱す...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...しかるにその物音に蓉子は目をさまして誰何(すいか)したので...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...それから君たちが誰何(すいか)すると走って逃げだしたというんだね?」「そうであります」「その男の姿を見失ったのはどの辺だ?」「何しろ二三十歩離れていましたし...
平林初之輔 「祭の夜」
...其一に「謾被誰何君莫怪...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...仲間(ちゅうげん)が誰何(すいか)すると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その後は誰何される度に名刺を示したので相手の好奇心をかき分けて歩くに便利なのであった...
山之口貘 「楽になったという話」
...何者かに誰何(すいか)された...
吉川英治 「三国志」
...誰何(すいか)した...
吉川英治 「私本太平記」
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