...然し私は誰からも...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「俺には犬が憑(つ)いているからか」「あんたは不思議に誰からも愛される」「愛される値打ちのない人間なのに」「自分でそうきめてかかって……殺している」「人を……?」「愛を……」その声には神秘がみちていた...
高見順 「いやな感じ」
...私は誰からもお金を借りないつもりです...
太宰治 「十五年間」
...まるでこれまで一度として誰からも...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...誰からも何んの指圖をも受けず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伊代は不器用にうろうろして誰からも声をあびせかけられなかった...
林芙美子 「帯広まで」
...もちろん誰からも愛されもします...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...まるで生前に誰からも顧みられなかった償いとしてでもあるように...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...誰からも見捨てられてしまつたやうな胸に食ひ入る不安とを感ずるのである...
北條民雄 「道化芝居」
...人間の心の代償は誰からも払われないということは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もし桜が梅を謗(そし)ったら愚かだと誰からもいわれるでしょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...今まで誰からも真面目に取り扱われてはいなかったものなのです...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...ほとんど消費物の如くに誰からも粗末に扱われては来ましたが...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...「ああ弁吉の生れ更りだ」と誰からもよくいわれたというのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...誰からも愛されなかった...
山本周五郎 「菊千代抄」
...ただ逢ひたい時に誰からも苦しめられずに二人で逢へるさう云ふ生活がしたかつた...
横光利一 「悲しみの代價」
...誰からも一大危機と分っているとき...
横光利一 「夜の靴」
...誰からも臆病者に見えていた北条新蔵のひとみには...
吉川英治 「宮本武蔵」
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