...自分だけは読み取ることが出来る気がしていたのであったが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...ただ夢の場合にはこれらの「夢内容」を表わす象徴としての顕在像が普遍的のものでなく人々の個人的な歴史によってのみ規定されたものであるから読み取ることが困難だというのである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...北米合衆国大統領であるかを読み取ることができるような気がするのである...
寺田寅彦 「映画時代」
...迷信者の玩弄物(がんろうぶつ)であったものがかえってほとんど科学的に真な本能的の「我れ」を読み取る唯一の言葉であるように思われて来たのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...……」まだまだあるが略すとして、こう云った良い気持の調子の饒舌から、心ある読者は卓越した文芸評論家小林の盲人蛇におじぬ態度か、或いは逃げ腰になっている遠吠えか、それでなければカフェーに於ける不良少年の気焔みたいなものかを、読み取るだろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その眼付の中に私はある敵意を読み取ることが出来た...
豊島与志雄 「運命のままに」
...同じ問題にいくらか新しい変化を添えてる読むに恐ろしい事柄――害毒しようとつとむる精神が作り出した巧みな汚らわしい事柄――を読み取るとひそかに泣いた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...読み取ることができるのであったら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らはそこに自分の凡庸さを読み取る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何の意味をも読み取ることはできなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...平次は何やら読み取るような心持で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いわば比喩(アレゴリー)としての暗示を読み取ることはできない...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...その事実を正確に読み取るのに二つの考えを継ぎはぎする必要なんてない...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...我等の主人公の若者の目は全てを読み取る力を持っていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それでも明瞭に読み取ることが出来るほどで...
久生十蘭 「魔都」
...そこに人の運命を読み取ると称する...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...彼の「言葉」といったようなものを読み取ることはできないだろうか...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...ちらりと眼をやって英二の顔色を読み取ると「でも...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
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