...俺は此人の中に俺の性格と響を一つにして鳴る數多くの――誠に數多くの性質を見た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...聞いていて誠に気持がよい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...穂庵百穂評も誠に手に入つたものとおもひました...
宇野浩二 「茂吉の一面」
...誠にはれがましいことであった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...我々仲間に入られれば誠に本望...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...誠に余儀(よぎ)ない事であったと申すの外はありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...誠に危ない事がありました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...誠に愧(は)ずべき事です...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...中津(なかつ)の藩中が誠に静で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...是天然神の授け給ふ誠に都合よき事なり...
福澤諭吉 「養生の心得」
...誠に笑ふ可き事なり...
福澤諭吉 「養生の心得」
...しかし誠に閉口した...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...なほまた或(ある)諸君よりは御嘲笑(ごちょうしょう)御罵詈(ごばり)を辱うし誠に冥加(みょうが)至極に奉存(ぞんじたてまつり)候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...「誠に貴下は、彼女の夢に埋れた意志をまどわせ、彼女を草深い園から実生活の中へ、醜陋の中へ導き、彼女に貴下の野鄙な姓を与えて、彼女を妻とし家婦とし母とせられた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...これ誠に至言で、チャンバースが現今第一流の星学諸家が主張する所とは誰々なるを詳らかにせぬが、最近、日の上に濃くあまねく行き渡った光気より日光を発し、太陽面の住民に十分光を与えながら迷惑は掛けぬなど信ずる学者もないようだから、わずかに六十年足らぬ間に当時の碩学が今日の阿呆と見えるようになったのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...誠にたぐい稀なる天寵といわねばならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...誠に興味深いことに思いました...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...私の後を継いで下すった御礼の意味とお祝いの意味を兼ねて誠に軽少ですが差し上げます...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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