...凡庸のわざは空高くかかげらる!――『こは古き語り草なれど...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...永遠の忘却の彼方へと苔蒸している三十三年昔の語り草となっているのであったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...後の世の語り草にもと老眼の脂(やに)を拭いつゝ書き留めておくと云うのであって...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...僅かに馬士歌(まごうた)の哀れを止むるのみなるも改まる御代(みよ)に余命つなぎ得し白髪の媼(おうな)が囲炉裏(いろり)のそばに水洟(みずばな)すゝりながら孫玄孫(やしゃご)への語り草なるべし...
寺田寅彦 「東上記」
...海の日本の誇るべき語り草であるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...語り草――いやあーっ...
直木三十五 「南国太平記」
...ここの渡しをいそぎ橋場の岸近くなる時真崎稲荷(まっさきいなり)の森かげをぬひて廓(くるわ)の灯を望み見たりし情景も明治四十一年の頃には既に過ぎし世の語り草なりけり...
永井荷風 「桑中喜語」
...綾之助貞淑の床しい語り草とも残された...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...後世の語り草になること請合(うけあい)だ!』『ちぇっ! 後世の語り草なんか...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...一生の語り草です...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...彼の行為はできれば後の世の語り草にしたくないものだと付言している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...時代の波は乗っ切れず三十年代を限りとして追い追い昔の語り草...
山本笑月 「明治世相百話」
...今でも東京のカフェーゴロの間に語り草になっている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...後々までの語り草だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...光秀といえば目のかたきに嘲蔑(ちょうべつ)し憎悪されている実証が他家の侍たちの中にすら語り草になっている空気だの...
吉川英治 「新書太閤記」
...後々までの語り草になされる...
吉川英治 「新書太閤記」
...語り草になるのが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...語り草にしたことには...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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