...それを語らうとするのである...
有島武郎 「描かれた花」
...三人は東金(とうがね)より買い来たれる菓子果物(くだもの)など取り広げて湖面をながめつつ裏なく語らうのである...
伊藤左千夫 「春の潮」
...しかしこれから椰子の樹のことを語らう...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」
...別に何も語らうとしなかつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...そしてその樣な人に就て語らうと思ふ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...以下森厳の気に満ちて二三行語らうと思ふ...
中原中也 「音楽と世態」
...私は嘗(かつ)て陥落した海のことをその浪のことを語らうと思ふ...
中原中也 「山羊の歌」
...山沿ひの道を乗手(のりて)もなく行く自転車のことを語らうと思ふ...
中原中也 「山羊の歌」
...おまへたちの穏密な誕生をいつの日か私は語らう...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...哀別海は見たれど海照らず山は見たれど山照らず時雨の雲の雨の戸にわがためぬれた人もあり中仙道は山の国常陸(ひたち)鹿島は海の国これがたまだま五十里の山を越えたる別れかよ烏しば啼くしばらくは山のあなたで啼けばよい今宵一夜(いちよ)を哀別の涙で共に語らうよ...
野口雨情 「別後」
...私の正に語らうとしてゐる情操のすべてが表象されてゐたわけだ...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...もはや何ごとも語らうとしない...
原民喜 「かげろふ断章」
...もし後日あの事を書いたり語らうとすると...
原民喜 「長崎の鐘」
...その時僕が語らう...
牧野信一 「朝居の話」
...それについては決して積極的に語らうとしないので...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...誰が怒について眞劍に語らうとするのであるか...
三木清 「人生論ノート」
...此年三月三日の事を語らうとおもふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又之で昔の紙の歴史を語らうとするのでもない...
柳宗悦 「和紙十年」
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