...且つ自身の判断力に訴へて其の当否を鑑別しやうと試みる様になり...
丘浅次郎 「人類の将来」
...背景や変り道具を試みるといつた風に...
薄田泣菫 「茶話」
...いたずらに試みるものではありませんね...
太宰治 「女類」
...それをよい加減に茶化さうと試みる...
太宰治 「道化の華」
...之を他の領域に迄も強いようと試みる...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...現に『文学界』は多少之に類似したブック・レヴューを試みるようになったし...
戸坂潤 「読書法」
...利鈍(りどん)を試みるということであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あるとも、この犬が三匹いると、百獣の王なる獅子、あちらではライオンという、その獅子と取組むそうだよ、犬が二匹で大熊を退治るそうだ、まず犬のうちでいちばん強いのはこれだろう」「どうして、どこから連れて来たんだ」「これは泉州堺から売りに来たのだ、毛唐が黒船に載せて大切につれて来たのを、今度、国へ帰るので、もてあまし、引取り手を探した揚句が、ここの女王様のお気に入り、早速引取ることになったのだが、この通り可愛ゆい奴だが、いやはや、世話をする段になると並大抵じゃないぞ」「そうかなあ――一番、責めてみてくれべえ、デン公、こっちへ来い」米友が先に立って、走り試みると、豪犬が勇躍してそれに相従う...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなわち自我からして道徳律を割り出そうと試みるようになっている...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...その人物は背中を丸めてその部分を撫で試みる様子だったが...
久生十蘭 「魔都」
...陳腐なる趣向はあくまで非難を試みるべし...
正岡子規 「人々に答ふ」
...試みるということはない...
三木清 「哲学入門」
...このものによつてこの現實の意味を理解し得るものとなさうと試みることにある...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...少なくとも我々はこれを試みる義務を負うている...
柳田国男 「海上の道」
...直ぐに福岡市大名町に在る赤煉瓦の天主教会へ代表二人で乗込んでこの今様苅萱道心問題を解消さすべく談判を試みる事になったが...
夢野久作 「近世快人伝」
...斯様(かよう)な不誠意を極めた屍体解剖を試みるのであろうか……と疑いの眼を瞠(みは)っているうちに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あとからあとから彼を試みるように出ては挑みかかり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...吉水を押しつぶそうと試みる叡山などの反撃とは...
吉川英治 「親鸞」
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