...店主の顔を記憶せずして専らその店と家号を記憶するゆえに...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...其手前にビールの瓶や鑵詰類などが並べてあったように記憶する...
高浜虚子 「富士登山」
...生徒の服装を変えたのも先生だったと記憶する...
高村光太郎 「美術学校時代」
...滋幹の記憶する限りでは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...たしか明治三十三(一九〇〇)年であったように記憶するが...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...二学芸の純粋な進展に対して社会的の拘束が与える障害について不満の意を洩らすのを聞かされた事も一度や二度ではなかったように記憶する...
寺田寅彦 「子規の追憶」
...ナイヤガラやシカゴでは別段にこれというチューインガムのエピソードはなかったように記憶するが...
寺田寅彦 「チューインガム」
...読者の記憶するとおり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...町を通る流行唄(はやりうた)なぞは一度聴けば直(す)ぐに記憶する位であった...
永井荷風 「すみだ川」
...詩画は不一にして両様なりとの根本義を立てたように記憶するが...
夏目漱石 「草枕」
...それから四日目の日曜の朝だと記憶する...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...現代の社会が騒音であるからその表現もまた騒音的であるべきだという論拠だったと記憶するが...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...たしか若山儀一という人が「万国私法」と言う本を出したことがあると記憶する...
穂積陳重 「法窓夜話」
...詩の言葉としては世界中で一番美しいだらうといふやうな意味の事を言つてゐたと記憶する...
堀辰雄 「ハイネが何處かで」
...さればゲーテはいかな詰まらぬ事をも十分に文想を振うて至極面白く詠んだとショッペンハウエルは讃めたと記憶する...
南方熊楠 「十二支考」
...曾能子刀自の記憶する所のものはかうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たしか仙台領にもこの例があったかと記憶するが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...この唄の文句を記憶する方の教示を受けたいのです...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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