...誰でもが何とはなしにそれと言葉には言いつくし難い哀愁を覚えるものである...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...屹度(きつと)酒の味を覚えるものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...そんなとき両者を比較して多少の興を覚えるように案配(あんばい)したわけである...
太宰治 「鉄面皮」
...肋骨(ろっこつ)を一本失ったみたいな堪えがたい心細さを覚える...
太宰治 「花火」
...ものを云う事を覚えるのが普通より遅く...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...伯父を嫌(いや)がらせて覚える喜びの念と...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今度は稍々セリフも覚える気が出た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...其方(そち)一人がうつろな心で戯(たわ)けながらに世を渡ったのじゃという事をしかと胸に覚えるが好(よ)い...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...「ははあん?」「まん中あたりと覚えるが」「これでござるか」「それ...
本庄陸男 「石狩川」
...或る必要を覚えるので余儀なく誌すのであるが――...
牧野信一 「心象風景」
...にやりわらひは就中毛嫌ひを覚えるのであつた...
牧野信一 「心象風景」
...私のものとしての情感を覚えるのを常としてゐる...
三好達治 「池のほとりに柿の木あり」
...妻君打笑(うちわら)い「だから私も中川さんやお登和さんに教わって色々な事を覚えるつもりです...
村井弦斎 「食道楽」
...その時にはもう自制の力をなくして情熱のなすがままに自分をまかせなければならなくなることと思いますよ」大将は心残りを多く覚えるのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君は羞恥(しゅうち)を覚えるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...教えまいとすることのほうをすばやく覚える...
山本周五郎 「菊屋敷」
...松の木についてわれわれ日本人のいだく親愛の情がむらむらとよみがへるのを覚える...
吉野秀雄 「長谷川等伯の「松林図屏風」」
...ラテン語を覚える速力で比較すると...
和辻哲郎 「鎖国」
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