...で姉の顔を見上げた目で直ぐお松の顔も見た...
伊藤左千夫 「守の家」
...さらに横眼を遣って見上げた...
梅崎春生 「幻化」
...故意に表情を殺したような物々しい顔付をして玄関にうずくまって私を見上げた...
梅崎春生 「風宴」
...全く見上げたものだ...
相馬泰三 「六月」
...少し笑いながら眼をまんまるくして僕の顔を見上げた...
太宰治 「パンドラの匣」
...立留(たちどま)る気もなく立留って空を見上げた時...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...もっとも趣きある横側の角度から同時に見上げた...
夏目漱石 「虞美人草」
...親分」見上げたお秀の眼はいた/\しくも涙に濡(ぬ)れて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小里氏の子供が走って来て空を見上げた...
林芙美子 「清貧の書」
...「ほんとう?」ときくように私の方を見上げた...
堀辰雄 「幼年時代」
...成果を横取りしようとしていませんか」メアリが驚いて見上げた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...「奴は奇妙じゃありませんか」サットン編集長が見上げた表情には...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...「きみの一途さと勇気は見上げたものだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...月を見上げた私は「あゝお月様も僕と一処に駆けて居る...
牧野信一 「青白き公園」
...今日曲馬場で私を見上げた時とそっくりの無邪気な表情をしてストーン氏を見上げた...
夢野久作 「暗黒公使」
...それあ見上げたもんでしたよ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...ピカピカ光る副院長の鼻眼鏡を見上げた...
夢野久作 「一足お先に」
...やがてそろそろと三四間坂の下手に降りて行って其処から改めて振返ってまた半鐘を見上げた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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