...人から見られるのを恐れたり――どうも確かに...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...お宮の帰ってゆく姿の見られる西側の小高い窓を開いてそっちの方を見送ると...
近松秋江 「うつり香」
...かきつばたもすぎて今は桐にひな菊が見られる...
戸坂潤 「獄中通信」
...その光は物影とくっきり際立って見られる都会のと違って...
豊島与志雄 「道連」
...白雲の応対ぶりに呑まれたようにも見られるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...液体の水というのは例外的に見られるだけである...
中谷宇吉郎 「雪」
...あらゆる種類の構造に見られる初期に発展した数学的および幾何学的センス...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...時々帳尻ぐらいは見られるようになるだろうというほどになりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...久しぶりに白い前歯の突き出た隆吉の顔が見られるのだ...
林芙美子 「河沙魚」
...遂に今では数本の木が同地で見られる様になった...
牧野富太郎 「植物記」
...この点に関するある人々の随意的能力は他の人には出来ない各種のものにまで及んでいるのが見られる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...誰のでも文章の「癖」と見られるものが――全体から見ての癖である――その人のものの言ひ方である...
水野葉舟 「言文一致」
...丹念に振返って見られる必要があると思う...
三好十郎 「ゴッホについて」
...所謂(いはゆる)不幸なる人間として理想化して見られるやうになるわけでもないが...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...彼らは用いられるためよりも見られるために作る...
柳宗悦 「工藝の道」
...総出で見られることを意識して...
柳田国男 「故郷七十年」
...作家の眼でどうにも見られるし...
吉川英治 「折々の記」
...すぐその下に見られるものとばかり思っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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