...これを現實的自我の實現することを要する理想の一面に限りて見ることを約束する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...吾人の『万葉』の豪(えら)いとするところは要するにその歌が生き生きして居る点にあるが...
伊藤左千夫 「子規と和歌」
...わたしには一寸努力の要することだつた...
犬養健 「愚かな父」
...これをしてそれ自体の原質に変化せしむるを要すると同一般なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...これが製造に巨額の経費を要することは...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...般若の智慧を磨け要するに...
高神覚昇 「般若心経講義」
...如何程精緻細密を極むるも要するに一個の形式論たるに過ぎず...
高木敏雄 「比較神話学」
...要するに、多くの個人の心の動きと行動とによつてそれが生ずるのである...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...要するに竜之助の眼中に残り...
中里介山 「大菩薩峠」
...時々洗濯を要するが...
長塚節 「旅行に就いて」
...要するに儒仏以外の宗教を全部道教の中に含めてしまうようになったわけである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...要するにコーギトー・エルゴー・スムから出立したデカルト哲学は...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...英米の人は専門的教育を要する職業すなわち統計学者の自由業と称するものと...
新渡戸稲造 「自警録」
...要するに、あれは一艘(そう)のヨットでしかない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...要するに山のテッペンへ駈けあがって...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...(b)ただ人間でしかない者どもが、神々についてまた半神について、語ったり論じたりしようと企てるのは、プルタルコスの言ったとおり、音楽を知らない者が歌う人々を判断したがったり、まるで軍隊に行ったことのない者が武器や戦争について論じたがったり、要するに、専門外の学芸の結果を何かのごく僅かな推量によって理解しようとするのにも増した、最も大きな自惚(うぬぼ)れである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうして多くの手間と注意とを要する仕事である...
柳宗悦 「樺細工の道」
...介三郎が、これへ坐るなり、胸のそこを割って、かれに求めたのは、要するに、(もう事態は最悪だ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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