「裾」の意味
衣服の下端
小説での「裾」の使い方
...裾(すそ)の厚(あつ)いものでございますので...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...裾やら袖やら、川で濡らした此着衣(きもの)を、智恵子とお利代が強(た)つて勧めて乾かして呉れたのだ...
石川啄木 「鳥影」
...裾を隠して頂だけでは...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...裳裾を靡(なび)かせ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その向(むこう)より駒下駄(こまげた)に褞袍(どてら)の裾も長々と地(ち)に曳(ひ)くばかり着流して...
永井荷風 「江戸芸術論」
...しかしその後(うしろ)に立てた六枚屏風(ろくまいびょうぶ)の裾(すそ)からは...
永井荷風 「日和下駄」
...お前さん」若い女が後ろからそつと金次郎の裾(すそ)を引きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蒲団の裾にくず折れると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...着物は裾のながいを引いて...
樋口一葉 「ゆく雲」
...長い裾を引き摺りながらそっちの方へ入って行く...
久生十蘭 「魔都」
...レースや紗の裾飾りや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...村長は慌てゝ私のガウンの裾をとらへて...
牧野信一 「馬上の春」
...そのマントの肩といはず裾といはずに...
水野仙子 「響」
...其処(そこ)は山の裾(すそ)を廻る道なので右の方が松林で...
水野葉舟 「テレパシー」
...海老色のガウンを着た千鶴子は寝台の裾の方に坐って...
横光利一 「旅愁」
...夕富士の裾野(すその)へ続いているかのように広かった...
吉川英治 「新書太閤記」
...戸袋の裾(すそ)から床下へ這った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...雑誌の口絵などから記憶のある富士裾野佐野の滝というのの滝の形が思い出されて来た...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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