...当時の病み耄けた僧形とよく似寄った老衲子(ろうのうし)がいた...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...護法の加護ある老衲には一指を触るる事すらよも出来まい...
芥川龍之介 「邪宗門」
...「衲(わし)の画は売り物ぢやない...
薄田泣菫 「茶話」
...雲衲(うんのう)が集まっての炉辺(ろへん)の物語――音に聞えた音無(おとなし)の名残(なご)りを見んとて...
中里介山 「大菩薩峠」
...雲衲たちも興に乗って...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなことを知った者は一人だってありゃしません」雲衲(うんのう)は伏目になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...以前の雲衲の一人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...何者とも知れず衲衣(のうえ)を着た高僧が近づいて法然の赦免について苦諫奏上することなどがあって驚かれている処へ...
中里介山 「法然行伝」
...運甓居雑詠百年旧府嘆二榛荊一四面山河自作レ城 十日雲容多北走 二州水勢尽西行 遠書毎托二海商至一閑話只憑二山衲迎一羇官雖レ孤幸無レ恙 回レ頭已没幾同庚公篁渡此地名区慰二老孱一風光秀偉満二衰顔一東西来合巴回水 南北相臨鼎峙山 亜竹檀欒遶二旧郭一遺民絡繹渡二荒関一晩晴試望二公篁渡一人在二灘声嵐気間一ともに山国盆地の郡衙三次の地勢風光気象を実に即いて髣髴と描出してゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...一所不住(いっしょふじゅう)の沙門(しゃもん)雲水行脚(うんすいあんぎゃ)の衲僧(のうそう)は必ず樹下石上を宿(やど)とすとある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「不幸娘の分娩は老衲自身...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...袈裟や衲衣もすつかり買つて...
三島霜川 「自傳」
...「拙衲は第一、其外世界困窮仕候間、元日之口号誠に御一笑奉願候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...野衲(やのう)に答え得ることなら...
吉川英治 「上杉謙信」
...愚衲も恥じ入ったことにござりまする...
吉川英治 「私本太平記」
...野衲(やのう)こそ慮外でおざれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...野衲(やのう)は信じて疑いません」小六は急に...
吉川英治 「新書太閤記」
...野衲(やのう)からそれを聞くといたく感じられた態で...
吉川英治 「新書太閤記」
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