「衰頽」の意味
勢いや活力が衰え弱ること
「衰頽」の例文(場面別)
- ビジネスこのプロジェクトは当初の勢いを失い、衰頽の兆しが見え始めた。
- 日常会話最近、体調が衰頽してきて、元気が出ないんだ。
- ニュース経済の衰頽が進み、多くの企業が倒産に追い込まれている。
- 文学彼の心は衰頽し、もはや希望の光を見出すことができなかった。
小説での「衰頽」の使い方
...彼の健康が衰頽している...
...最近、その会社の業績が衰頽していると言われている...
...売り上げの衰頽を防ぐために新しい商品を開発した...
...建物が老朽化して、衰頽してきた...
...この地域には昔は栄えていたが、今では衰頽してしまった...
...かくて第一期社會主義運動は衰頽の氣運と共に明治三十九年を迎へた...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...宗教のかくのごとく衰頽せる原因は他なし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...教育を衰頽させ、その土地の道徳を腐敗させる機械を据付けている...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私の弟子を取った目的は我が木彫(もくちょう)の勢力を社会的に扶植しようということにあったというよりも我が木彫芸術の衰頽(すいたい)を輓回(ばんかい)するということにあったので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彼女は自分の衰頽(すいたい)に気づいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...芸術小説の衰頽と云ったまでである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...一時衰頽せざるを得なかった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...文化(ぶんか)以後に及びて忽(たちま)ち衰頽(すいたい)を醸(かも)すに至れり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...老齡(ろうれい)と棋(き)力の衰頽(すいたい)と...
南部修太郎 「下手の横好き」
...技巧的には衰頽(すいたい)を見せないまでも...
野村胡堂 「楽聖物語」
...フランス王ルイ十七世の無残にも衰頽した姿であった...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...歴史的に見れば一時文学の衰頽期を現出したこと等が...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...兼て又諸藝術を保存して其衰頽を救はせ給ふ可きものなり...
福沢諭吉 「帝室論」
...十六世紀の初頭にはその商業はアントワアプの競争の下に衰頽し始めた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これを神道全体の衰頽と言うべしと断ぜられたるは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...しかも民藝の命脈が著しく衰頽してきた今日...
柳宗悦 「民藝四十年」
...もしくは衰頽(すいたい)していたのであった...
柳田国男 「海上の道」
...然(さ)れば之(これ)を以(もつ)て直(たゞち)に人口の減少を論じ仏蘭西(フランス)の衰頽(すゐたい)を唱へるのは杞憂であつて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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