...昨夜も南京蟲狩りを遣り乍らひよつと氣になつたので今日は聞きに行かうかと思つてゐたのだ」と心配さうに言つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...情(じやう)なき蟲も秋に感ずれば鳴く...
高山樗牛 「瀧口入道」
...かぶと蟲いつぴきにさへとりすがらうとするであらう...
太宰治 「陰火」
...殊に芭蕉の舊跡簔蟲庵(みのむしあん)へは是非御一覽をお勸めするといふので...
近松秋江 「伊賀國」
...蟲の聲は昨夜よりも更に多し...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...小蛇蟲けらを焼殺(やきころ)した埋井戸(うもれいど)のあたりまで...
永井荷風 「狐」
...凡テ此等ノ事ハ微細ナル水蟲ヨリ大ナル禽獸ニ至ルマデ...
西周 「人智論」
...蟲のやうに無抵抗(むていかう)に縛られたことは言ふまでもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鎌鼬(かまいたち)にやられたことにして置けば宜いのだ」「矢つ張り喜助が下手人だつたんですか親分?」「喜助は煮えくり返る腹の蟲を押へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本郷臺の毒蟲と言はれた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おれの女房の命の恩人だ」「ヘエ」「昨夜はツイ蟲のいどころが悪かったので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蟲のせゐで刺身(さしみ)や蒲鉾(かまぼこ)は自腹を切つちや食はないんですね」「――」「御存じの通り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから彼はヒユウマンでヒユウモラスな「父」(大正五年)「虱」(同上)「酒蟲(註二)」(同上)等の短篇を書いた後に...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...何(なん)とも思(おも)やしない』と芋蟲(いもむし)が云(い)ひました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...玉蟲色に光の陰翳する羽根や...
水野仙子 「白い雌鷄の行方」
...或は皮膚の水蟲よけに塗つたりしたが...
柳田國男 「食料名彙」
...毛蟲位村中にぶら下つたとて...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...ぴしやりとその黒い蟲のかたまりに一撃を喰はした...
若山牧水 「樹木とその葉」
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