...北の高緯度のところで雪が融けた水は住民たちの冬期の普段の飲水である...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...數知れぬ倍音と融け合つて根強い響を發することもなく...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自分は靜かな心を以つて自然に對する時――若しくは美的關係に於いて立つ限り人間に對する時と雖も――彼と此との間に融合愛が成立する刹那があることを知つてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...目鼻立ちが融けて変ったように思われ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...あらゆる芸術の分子がその舞台の上で融合し展開せられる...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...気はすゝまないけれど仕方なしに敬君を役所に訪うて少しばかり米代を融通して貰ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...過現未一切の私が熱い湯の中に融けてしまう快さ...
種田山頭火 「私の生活(二)」
...少なくも連句の共同作家の相異なるあまたの個性の融合統一ということが連句芸術の最重要な要素であるということがいくらか明瞭(めいりょう)にされたであろうと思う...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...独占・金融・大産業・資本がこの無産者の変革的エネルギーを強力的に抑制して自らの解体を延引しようとして用いる政治形態である...
戸坂潤 「辞典」
...融通(ゆうずう)の利かぬ男じゃから...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...もはや歴史の中で融合している個人と個人のより高い論争であって...
中井正一 「美学入門」
...問題は如何(いか)にしてこの両者を融合させるかという点にある...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...どのように弄(いじ)っていても融(と)ける心配はないので...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...つらなつた葡萄棚の輪廓が徐々に融かされてゆくと...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...かくのごとく神社合祀は、第一に敬神思想を薄うし、第二、民の和融を妨げ、第三、地方の凋落を来たし、第四、人情風俗を害し、第五、愛郷心と愛国心を減じ、第六、治安、民利を損じ、第七、史蹟、古伝を亡ぼし、第八、学術上貴重の天然紀念物を滅却す...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...しかし字を子融と云ふものを見ない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さるピアニストが或るピアノ調律師へ金を融通したところが...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...この方面においては他の職業との混同融通は比較的少ないということができる...
柳田国男 「家の話」
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