...醜い思が其處に蛆のやうに湧いてゐる事を發見した...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...越後の雪中にも雪蛆(せつじよ)あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
......
陀田勘助 「断片」
...腹はぶくぶくと潰れて蛆がうようよと出て臭気が四方(あたり)に満ちた...
田中貢太郎 「魔王物語」
...まさかに蛆蟲とも言へず...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...蛆(うじ)などに食われていったことであろう...
田中英光 「さようなら」
...屍骸の膓(はらわた)にうごめいている蛆(うじ)の一匹々々をも分明に識別させたのであったが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...蛆(うじ)もこの世界から姿(すがた)を消す...
寺田寅彦 「蛆の効用」
...蛆(うじ)が涌(わ)かぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...社会の寄生虫とか蛆虫とか仰言いましたけれど...
豊島与志雄 「自由人」
...米穀に俵の虫あり糞尿に蛆あり獅子に身中の虫あり書に蠧(と)あり国に賊あり世に新聞記者あり芸界に楽屋鳶ありお客に油虫あり妓に毛虱あり皆除きがたし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...蛆の発生地となつてゐるといふことを聞いたのはもう大分以前のことであつたが...
原民喜 「廃墟から」
...どうしておればかり蛆虫のように滅びなければならないのだ? いったい今のおれのざまはなんだ? この有様で何の役に立つというのだ? どの面さげて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...時に小さなゴム樹の幹の中にいるかなり大きな蛆を見出してほっとしている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...蛆(うじ)が湧くぜ今に!」唾でも吐きかけたいやうな顔つきをして...
水野仙子 「脱殼」
...蛆のように此処(ここ)でねころんでいるんです...
室生犀星 「幻影の都市」
...卑怯未練な蛆虫(うじむし)めらを...
吉川英治 「剣難女難」
...汝のような者を蛆虫(うじむし)というのだ」と...
吉川英治 「三国志」
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