...蚤(のみ)のように小さくなった頃(それまで私はずっと見つづけていたが)あたかも雁が黄昏(たそがれ)の先触れででもあるかのように...
高見順 「如何なる星の下に」
...蚤と蚊が代る代るやって来て刺したり食いついたりしました...
夢野久作 「蚤と蚊」
...また細かい網に入れて蚤の出入りせぬようにしておけば伝染せぬという...
寺田寅彦 「話の種」
...木原よりふく風のおとのきこえくるここの臥所(ふしど)に蚤(のみ)ひとついず罪をもつ人もひそみておりしとううつしみのことはなべてかなしきこの寺も火に燃えはてしときありき山の木立ちの燃えのまにまにおのずから年ふりてある山寺は昼をかわほりくろく飛ぶみゆいま搗(つ)きしもちいを見むと煤(すす)たりしいろりのふちに身をかがめつつこの五首の短歌連結のぐあいを見ると...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...あつしといふ人間は」「お前と話をすると臍(へそ)のあたりがムズムズするよ」「まるで蚤ですね」「それほど思ひ込まれたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...臍(へそ)のあたりがムズムズするよ」「まるで蚤(のみ)ですね」「それほど思い込まれたら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蚤(のみ)をさがす為で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蚤取眼(のみとりまなこ)になって校合(きょうごう)をするもの...
二葉亭四迷 「浮雲」
...大きな蚤を持っていた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...蚤はこれに乗って海へ行くと信ぜられている...
柳田国男 「年中行事覚書」
......
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...蚤のために私は一日三時間より眠っていない...
横光利一 「夜の靴」
...蚤(のみ)を見るように文字を見ていたが...
吉川英治 「三国志」
...蚤(のみ)一匹に関(かか)ずらって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鼓上蚤(こじょうそう)の時遷(じせん)っていうのが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一匹の蚤(のみ)とも人目には映るまい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蚤取(のみと)り眼(まなこ)でバタバタと着物をはたいては考えている姿が見かけられた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...犬のような蚤は出来ないし...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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