...こうしてお蚕(かいこ)ぐるみでぬくぬくと暮らしているに引かえ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...森春濤(しゆんとう)は蚕豆(そらまめ)...
薄田泣菫 「茶話」
...和智君はその筵の上に蚕のようになって寝た...
田中貢太郎 「変災序記」
...形態的(けいたいてき)には蜂(はち)の子やまた蚕(かいこ)とも...
寺田寅彦 「蛆の効用」
...養蚕の手助けに行っているうちに...
徳田秋声 「足迹」
...フランスを蚕食(さんしょく)してるそれらの下賤(げせん)な奴らによって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...麦が伸びあがり蚕豆の花が咲きだしている...
豊島与志雄 「白木蓮」
...村で一番という位蚕のおき方がうまい...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...お多福豆を本式に煮ても最初から三日位かかります」妻君「あの大粒な蚕豆(そらまめ)ですか...
村井弦斎 「食道楽」
...人間の疵口を縫うには先年まで猫の皮から製した糸を使ったが陸軍の発明で今では天蚕糸(てぐす)の精製したものを使う...
村井弦斎 「食道楽」
...その蛾からまた一匹の蚕が生れる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大体上州は養蚕の盛な所で建物も造りを変えていますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...蚕(かいこ)の当りを願掛けする信仰も...
柳田国男 「年中行事覚書」
...母と共に傭役の男女を督して養蚕製茶の事に従へり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...常からあやしい蚕婆(かいこばばあ)の家(いえ)をあらためろ!」「戸を蹴(け)やぶってなかへ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ここは蚕婆(かいこばばあ)の家ではなかったのか――」忍剣(にんけん)も小文治(こぶんじ)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...蚕婆(かいこばばあ)が乗(の)っていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...九十九折けはしき坂を降り来れば橋ありてかゝる峡(かひ)の深みにおもはぬに村ありて名のやさしかる小雨の里といふにぞありける蚕飼(こがひ)せし家にかあらむを壁を抜きて学校となしつ物教へをり学校にもの読める声のなつかしさ身にしみとほる山里過ぎて生須村を過ぎると路はまた単調な雑木林の中に入った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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