...現實の襲撃の不時に來らむことを思ふ虞れは我等の夢そのものをさへ不安にする...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...日本は立場を失ひはせぬかと云ふ事を虞れるのである...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...機密漏洩(きみつろうえい)の虞(おそれ)あり...
海野十三 「地球要塞」
...物の名称とはすべてかかる性質のものであることを忘れる虞(おそれ)はないが...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...ともすれば機械的な方法に堕する虞(おそ)れのあるものがある...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...少なくも虞美人草はこのへんの民家の庭にあまり見受けなかった...
寺田寅彦 「路傍の草」
...書の唐虞に關する部分...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...内地に於ける名所古蹟の遊覧には歴史的賞讃の義務を強ひられる虞(おそれ)がある...
永井荷風 「海洋の旅」
...銀座辺の飲食店を徘徊(はいかい)する無頼漢や不良の文士などから脅迫される虞(おそれ)もあり...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...店の内はまだしまわずにいたが電車のなくなるのを虞(おそ)れて一人先へ外へ出た...
永井荷風 「ひかげの花」
...ヒナゲシの虞美人草は...
三好達治 「ケシの花」
...諸藩の士には各其主のために謀る虞(おそれ)があると慮(おもんばか)つたが故である...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...速断する虞(おそれ)があるからである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...あとで又大変な錯覚に陥るかも知れない虞(おそれ)があるんだよ」「……しかし……若林先生が先刻(さっき)……」「いけない……」と一際(ひときわ)大きな声で云ううちに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...途中で飛んでもない錯覚に陥る虞(おそ)れがあると云って警告しといたじゃないか……吾輩は姪の浜...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...劉虞の所へ行った...
吉川英治 「三国志」
...会稽(かいけい)余姚(よよう)の人虞翻(ぐほん)である...
吉川英治 「三国志」
...いまそれに就いて書き始めるといかにも附けたりの樣に聞える虞(おそれ)がある...
若山牧水 「樹木とその葉」
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