...彼は大なる敬虔を以て基督の苦難と基督の限りなき愛とを瞑想し續けた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...清子は始終敬虔(つゝまし)くしてゐたが...
石川啄木 「鳥影」
...僕はただかの自(おのずか)ら敬虔(けいけん)の情を禁じあたわざるがごとき...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...虔(つつ)しみ合い労わり合っているのもいじらしかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...敬虔(けいけん)主義的精神と国家的道徳心との復興――北ドイツにおいては常に威嚇(いかく)的なものとなる復興――にたいする反抗派を代表するに足るのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフが十七世紀の素朴(そぼく)敬虔(けいけん)な詩人の言葉を借りてきて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのあらたまった敬虔(けいけん)さやはでやかな肖像を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人の頭から驚くべきものが出現してくるのを見るおりのあの敬虔(けいけん)な嘆賞の念に満たされていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その時と同じような悲しい痛切な敬虔(けいけん)な感情が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...厳粛敬虔の念をもって山の万事に処してもらいたい...
中村清太郎 「山岳浄土」
...虔んで聞いてゐるといふやうに見えました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...風がどうと吹(ふ)いてぶなの葉がチラチラ光るときなどは虔十はもううれしくてうれしくてひとりでに笑えて仕方ないのを...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...「おゝい、虔十...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...その中に虔十の林だけはどう云ふわけかそのまゝ残って居りました...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...敬虔がる趣味の奴に気に入りそうな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...動物の間に見るその姿すら何と清らかなこと! 私はそれを最も敬虔な心をもって尊敬いたします...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その集会や相談をそれほど敬虔にも秘密にもしなかったからだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...老いて敬虔(けいけん)なる人々のいうことを粗末にしなかったら...
柳田国男 「年中行事覚書」
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