...襤縷片(ぼろきれ)や葫蘿蔔(にんじん)の切端(きれつぱし)などがユラユラした泥(ひどろ)に沈んで...
石川啄木 「赤痢」
...蘿洞先生の威厳を損ずる...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...胡瓜漬の壺へ蒔蘿(いのんど)を入れさせとけ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...蘿月(らげつ)はぐいと飲干(のみほ)して其(そ)のまゝ竹屋(たけや)の渡船(わたしぶね)に乗つた...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)は其(そ)の頃(ころ)お豊(とよ)の家を訪ねた時にはきまつて甥(をひ)の長吉(ちやうきち)とお糸(いと)をつれては奥山(おくやま)や佐竹(さたけ)ツ原(ぱら)の見世物(みせもの)を見に行つたのだ...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)はその日の午前に訪(たづ)ねて来た長吉(ちやうきち)と茶漬(ちやづけ)をすました後(のち)...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)は先(さき)に腰(こし)を下(おろ)した...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)は両方から板ばさみになるばかりで...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)は長吉(ちやうきち)の心の中(うち)は問はずとも底の底まで明(あきら)かに推察(すゐさつ)される...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月は俄(にわか)に狼狽(うろた)え出し...
永井荷風 「すみだ川」
...それについては女の身よりも男の蘿月に万事を引受けて取計らってもらいたいというのであった...
永井荷風 「すみだ川」
...長吉は蘿月の伯父さんのいったように...
永井荷風 「すみだ川」
...」訝(いぶか)る間(ま)もなく蘿月は七ツ八ツの頃によく三味線を弄物(おもちゃ)にした長吉の生立(おいた)ちを回想した...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月は長吉の心の中(うち)は問わずとも底の底まで明(あきら)かに推察される...
永井荷風 「すみだ川」
...通人(つうじん)を以て自任(じにん)する松風庵蘿月宗匠(しょうふうあんらげつそうしょう)の名に愧(はじ)ると思った...
永井荷風 「すみだ川」
...古の松蘿も女蘿もじつはその実物はなんであるのかよくは分らないものである]...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「蘿纏留半壁...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...細君は殆んど僕等の喰ひ餘(あま)しの胡蘿蔔(にんじん)牛蒡(ごぼう)にもありつかずに平素(しよつちう)漬物ばかりを噛(かぢ)つてる...
若山牧水 「一家」
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