...九段(くだん)の坂下の近角常観(ちかずみじょうかん)の説教所は本(も)とは藤本というこの辺での落語席であった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...藤本銀行のI氏とが...
薄田泣菫 「茶話」
...今でも定期的にたづねて来る藤本といふスパイは...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...此方(こち)には龍華寺の藤本がついてゐるぞ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...陰に廻りて機関(からくり)の糸を引しは藤本の仕業に極(きわ)まりぬ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...藤本は来年学校を卒業してから行くのだと聞いたが...
樋口一葉 「たけくらべ」
...藤本のならば宜き智惠も貸してくれんと...
樋口一葉 「たけくらべ」
...帆柱山(ほばしらやま)の麓の高台にある藤本家からは...
火野葦平 「花と龍」
...大庭春吉と藤本家に行ったことを報告したが...
火野葦平 「花と龍」
...そんな気持になったとじゃないか知らん? 藤本組との祝言を秋にするというのは...
火野葦平 「花と龍」
...お叱り下さい」腕組みしていた藤本は...
火野葦平 「花と龍」
...よせばいゝのに藤本真澄に...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...藤本って奴、いゝ返事しないのに、くど/″\とやってゐるうち、何ともその図が今も眼に残ってゐるのだが、「あゝ判った/\」と言って、両手で頭をかゝへるやうな、或ひは耳を掩ふやうな形になって、そこへノビるやうにした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そしてこの植物は草である(じつは草ではなく蔓になっている灌木の藤本だけれど)というので開の上へ草冠を添えたものである...
牧野富太郎 「アケビ」
...蔓は右巻きの褐色藤本で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...かくの如(ごと)きものを藤本と称する...
牧野富太郎 「植物記」
...途中谷城郡役所の藤本稲城氏に迎えられた...
柳宗悦 「全羅紀行」
...藤本プロのニュー・フェースの角梨枝子(すみりえこ)の兄さんであると知った...
吉川英治 「随筆 新平家」
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