...幾戸の藁屋(わらや)が...
芥川龍之介 「芋粥」
...藁(わら)も蓆(むしろ)も...
泉鏡花 「瓜の涙」
...さうするうちに藁店へ来る御常連が...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...藁の人形そのものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...三次(つぎ)の朝(あさ)霜(しも)は白(しろ)く庭葢(にはぶた)の藁(わら)におりた...
長塚節 「土」
...火(ひ)は乾燥(かんさう)した藁束(わらたば)の周圍(しうゐ)を舐(ねぶ)つて...
長塚節 「土」
...此あたりの家々皆叺をつくるとて筵おり繩を綯ふ長繩の薦ゆふ藁の藁砧とゞと聞え來これの葦邊に湖畔には櫟の木疎らにならびたり布雲に叢雲かゝる近江の湖あさ過ぎくればしき鳴くや鵙比叡辻村來迎寺森可成墓冷かに木犀かをる朝庭の木蔭は闇き椰の落葉や志賀の舊都の蹟は大津町の北數町にして錦織といふ所に在り...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...干藁や籾の筵にも夕日の射す頃には小さな欅の葉が軽く転がつて居る...
長塚節 「隣室の客」
...私は麦藁帽子一つで散歩に出た...
長塚節 「隣室の客」
...少し行くうちに幸藁屋の小さな茶店があつたので私はそこへ女を休ませた...
長塚節 「隣室の客」
...藁人形も、念入に粗末なもので、手際の悪さは、まさに滑稽(こっけい)に近いものですが、その中から平次は、フト、妙なものを発見したのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藁の上に片肘を立てようとしたが...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...藁か腐つた木片(きぎれ)かなんぞのやうに扱つてやらうと思ふのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...いままで雨垂れのしていた藁屋根(わらやね)の隙間から...
堀辰雄 「菜穂子」
...その他のところは藁で出来てゐた...
牧野信一 「或る日の運動」
...中には打藁(うちわら)の束や...
山本周五郎 「風流太平記」
...藁塵(わらごみ)がたかっていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...銘々が携(たずさ)えて来たらしい一把(わ)の藁束(わらたば)を解(ほ)ぐして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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