...マスクに口を蔽(おお)った...
芥川龍之介 「浅草公園」
...徑(たゞち)に我世の光を蔽はるゝ如く思ひなりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...坊主どもが新制度に対するその広大な陰謀によって全フランスを蔽うていた時...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...俺と結婚しよう」裸の身体を毛布で素早く蔽(おお)ったクララは...
高見順 「いやな感じ」
...恐らくより文学的に優れた表現を用いようと努力したことから生じるものだろうが(論旨の弱小・貧困を蔽うためであるかどうかは論外として)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...熊本はわたしの故郷ではありません」六十七信濃の国は安曇(あずみ)の郡(こおり)の山また山――雪に蔽(おお)われた番所ヶ原を...
中里介山 「大菩薩峠」
...日除(ひよけ)の白蔽(しろおい)に...
夏目漱石 「虞美人草」
...父(ちゝ)は自己を隠蔽(いんぺい)する偽君子(ぎくんし)か...
夏目漱石 「それから」
...そんな朽木(くちき)が蕾(つぼみ)の忍冬(すゐかつら)にその朽目を若々しさで蔽へと命ずる何の權利があらう?」「あなたは朽木ではありませんわ――雷に打たれた木ではありませんわ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...急いであらわなところを蔽い隠すと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...その夜は曇天で一寸先も見えぬ闇黒は全部を蔽うて居た...
村山槐多 「悪魔の舌」
...世間には隠蔽せられてゐる事が沢山ある...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...蔽い隠されたものより他には何も見ることがない」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...況(いわ)んや「風采即信用」という風俗の格言が滔々として世を蔽いつつあるに於てをやである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...気温を超越した冷汗にジットリと蔽われた...
夢野久作 「戦場」
...黒い縮れた髪に蔽われた頬と...
夢野久作 「暗黒公使」
...同時にこの素晴らしい爆薬の取次網を蔽(おお)うべく...
夢野久作 「爆弾太平記」
...両手で顔を蔽うと...
吉川英治 「日本名婦伝」
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