...それから土瓶の蔓に結(むす)びつけた走り書きの手紙が一本...
芥川龍之介 「貝殼」
...この上もなくよい香を放つ蔓性植物や花の下生(したばえ)が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この病が世の中に蔓延すると...
丘浅次郎 「人類の将来」
...之れが劇しく蔓つて現在の制度を倒さうと試みる者が盛に現はれては...
丘浅次郎 「人類の将来」
...之(これ)を求める手蔓(てづる)が...
太宰治 「親友交歓」
...藤蔓(ふじづる)が自然の天井のように強烈なる陽を遮(さえぎ)っておりました...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その蔓が蔓にからんでござるのだ...
種田山頭火 「其中日記」
...周囲には笹や蔓が生いはびこっていた...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...お銀さんはお屋敷へ歸る手蔓(てづる)が無くなるから行く/\はお前の張つた罠(わな)に落ちて來ると見込んだらう」「嘘だ/\」「その上お勘坊をだまして菓子を捨てさせ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...市松に組んだパーゴラの最初の横木に蔓を巻きつけたと思うと...
久生十蘭 「だいこん」
...とうとうまたおしゃべりをしてしまったのだった!ベルナアルさんは枯れた葡萄蔓を集め...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...ヨモギにからまって野エンドウの蔓(つる)が紫の花をひらき...
本庄陸男 「石狩川」
...強ひて何物か与へよと言ふにやうやう蔓(つる)のなき薬缶に湯を汲(く)みて与へたり...
正岡子規 「従軍紀事」
...と言ひつゝ、藤の蔓を取り、少し飛び上りては周圍(ぐるり)の樹にを纏ひつかせ、又下りては又他の蔓を持ち上り、を鄰の樹に纏ひつかせなどす...
正岡子規 「花枕」
...そいから草の蔓だのは...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...)「葡萄は葡萄の蔓になる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ただかかる不自然さが蔓(はびこ)るばかりに...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...渦巻(うずま)く蔓(つる)の刺青(ほりもの)を描いた唇を泉につけた...
横光利一 「日輪」
便利!手書き漢字入力検索
