...蓋しそれは、社會主義の見地を持してゐたこの新聞にとつては正にその必要があつたのである...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...蓋しインテリゲンチャの最も手近かな問題は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...蓋し科学理論は他の一切の文化理論=イデオロギー論の典型だと考えられるからである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...之に反して(唯物)弁証法的論理学は存在を運動のままの姿に於て捉えることが出来また捉えねばならぬ(蓋し弁証法に於ける矛盾とは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...蓋し科学方法論という問題を吾々に最も著しく意識せしめた功績は...
戸坂潤 「科学方法論」
...――蓋し、小ブルジョアはそれ自身の物質的利害からは一応自由に、ブルジョア・イデオロギーのこの特殊形態を観念的に固執せねばならず又し得るのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...蓋し対象から一応引き離して考えられた方法はその限り抽象的であることを免れないからだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...反つて之れを助くるもの朝野に少なからざるは何ぞや蓋し侯は政治上の顯勢力を有せずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し彼れは新内閣を認めて予後不良の症状ありと為し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し閣下の内閣をして官属主義の内閣ならしめんとするにあらずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...更に組織改造論を唱へて第二の排星運動を開始せり蓋し是に依りて板垣総理の時代を復活し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...森戸先生罰せられてクロポトキンの名却て世に流布したるを思えば宣伝の法広告の極意は蓋し官権の干渉に如くものはなし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...棄てて省みなかつたではないか?蓋し...
中原中也 「詩に関する話」
...蓋し、物質のキラビヤカさが人々の卑しさを刺戟するので、卑屈になつたからなのだ...
中原中也 「生と歌」
...蓋し今日我国に於て...
蜷川新 「天皇」
...蓋し思ひ半ばに過ぐるものがあらう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...蓋し事實としての歴史と存在としての歴史との關係は單に連續的でなく...
三木清 「歴史哲學」
...襄と平八郎と交を訂せしは蓋し襄の晩年に在り...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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